賞金未払いや資金流出の疑惑も…『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』の主催団体だったNPO法人が破産手続きの開始決定を受ける 負債総額は約9800万円
2025年01月29日(水) 20時00分 更新
『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』を以前、主催していたNPO法人が、破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。
NPO法人『ゆうばりファンタ』の事務所があった建物(2024年・北海道夕張市)
映画祭を主催していたNPO法人『ゆうばりファンタ』は30日、札幌地裁に申し立てていた“破産手続き”の開始決定を受けました。
帝国データバンク札幌支店によりますと、負債総額は約9800万円です。
『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭』の初開催は1990年
映画祭は1990年から開催され、夕張を象徴するイベントでした。
しかし去年、映画祭の賞金の未払いが発覚。映画関係者らによる『有志の会』が引き継ぎ、開催にこぎつけていました。
開催期間中は毎年、夕張のマチが賑わった(2015年)
関係者によりますと、NPO法人から外部への資金流出も疑われていて、資金繰りが悪化していたということです。