医者役「喉に腫れもので声がいつもと違う」息子役「カードをなくした、クビに」心配した90代女性現金250万円を同僚の弟役に手渡しオレオレ詐欺の被害に
2025年03月13日(木) 22時19分 更新

13日、北海道函館市に住む90代の女性が、息子を名乗る男らから電話があり、現金250万円をだましとられる詐欺事件がありました。
警察によりますと、13日、函館市内に住む90代の女性の家に息子を名乗る男から電話があり「函館に同僚と出張に来ているけど、喉の調子が悪くて病院に来ている」、「病院の後、家に行く」と言われました。
その後、医者を名乗る男から電話があり「息子さんの喉に腫れものができていて、喉に注射しているから声がいつもと違う感じになる」と言われた後、再び息子を名乗る男から電話があり、「財布をなくしてしまい、今日支払いに使うカードをなくしてしまった」、「カードに500万円が入っている」、「今日中に支払わなければクビになってしまう」、「母さんに補填してほしい」などと言われたということです。
この話を信じた女性は自宅に訪問してきた息子の同僚の弟をかたる男に現金250万円を手渡しました。
息子の健康状態を心配した女性は、道内に住む息子の妻に電話して被害に気づき、息子の妻が警察に通報しました。
警察は詐欺とみられる電話が来たら、警察相談専用電話「♯9110」に連絡するよう呼びかけています。