ソフトバンクが手がける大規模データセンター起工式「最先端のAIを持ってくる」とトップ、デジタル産業の集積に弾み 北海道苫小牧市に2026年度開業予定
2025年04月15日(火) 18時02分 更新
北海道苫小牧市で大規模データセンターを建設する通信大手のソフトバンクが15日、起工式を行いました。北海道が目指すデジタル産業の集積が進みつつあります。
ソフトバンクは、子会社の「IDCフロンティア」とともに、国内最大級のデータセンターの建設を進めており、苫小牧市で15日、起工式が行われました。
データセンターは、AIの計算処理やデータ解析に特化し、高度な計算処理を効率的に行うための設備を備えます。
ソフトバンク宮川潤一社長
「苫小牧を中心に私どもが最先端のAIを持ってまいります。このデータセンターができたからこそ、新しい北海道ができたんだと思っていただけるように精一杯努力して皆様の恩に報いたい」
道によると、現在道内には44のデータセンターがあり、北海道の冷涼な気候が維持コストを抑えられることなどから施設数は増加傾向にあります。
15日午前には、ソフトバンクと北海道の連携協定が結ばれ、鈴木知事もデータセンターの集積に期待を寄せます。
北海道 鈴木直道知事
「(データセンターは)生産性の向上や暮らしを豊かにするという関係で、関係性が出てくる重要なインフラだと思う」
ソフトバンクが手がけるデータセンターは、2026年度の開業を予定しています。