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【JR北海道】札幌と釧路間の停車駅4駅減、函館間は3駅減など…最速化で利便性アピール、最東端の東根室駅や抜海駅など5駅廃止へ 来春ダイヤ改正

2024年12月13日(金) 20時17分 更新

13日JR北海道は、来年3月のダイヤ改正で、札幌発の特急の一部で停車駅を減らし所要時間を短縮すると発表しました。

JR北海道が発表した来年3月15日のダイヤ改正。特急列車の所要時間の短縮や早朝夜間の列車の取りやめで、燃料費の削減につなげるとしています。

・堀内大輝アナウンサー
「見えてきたのが、札幌から釧路に向かう特急おおぞらです。今回のダイヤ改正のポイントの1つが、所要時間の短縮です」

ダイヤ改正では、札幌発釧路行きの特急「おおぞら7号」の停車駅を4駅減らし、釧路までの所要時間が3時間54分に。これまでより31分短縮されます。



また、札幌発函館行きの特急「北斗2号」も停車駅を3駅減らし、函館までの所要時間を、現在よりも4分短い3時間29分に短縮します。



ライバルの都市間バスなどの利用客を取り込むのが、ねらいです。

・JR北海道 佐藤一朗運輸部長
「最速達、何時間、何分ということを、もう一度お客様に訴求していくことが最大の目的」



一方、札幌・旭川間は、利用者が減少している旭川の始発「ライラック2号」と札幌の最終「カムイ47号」の運行を取りやめるほか、旭川と網走を結ぶ特急「大雪」を快速列車に置き換えます。



ダイヤ改正にあわせて廃止される駅もあります。

全国から鉄道ファンが訪れる、日本最東端の東根室駅や稚内にある抜海駅など5つの駅が廃止されます。



廃止を聞いた鉄道ファンは…

・横浜からの観光客(13日 抜海駅)
「昔のドラマや映画でも出ていた駅で、感慨深い、味わい深いなと思って。来てよかったです」



JR北海道はダイヤ改正によって年間およそ1億4000万円の経費削減を見込んでいます。

北海道ニュース24