【札幌市】市営地下鉄でクレカやスマホのタッチ決済可能に インバウンドのオーバーツーリズム対策で実証実験へ 本格運用は2026年度以降に
2025年04月09日(水) 17時16分 更新

札幌市は4月26日から、市営地下鉄の全49駅でクレジットカードやスマートフォンなどのタッチ決済に対応した改札の実証実験を行います。
市営地下鉄は現在、切符と「SAPICA」など交通系IC乗車券で利用できますが、インバウンドによる地下鉄・路面電車の利用が増加していることを受け、利便性の向上と混雑緩和などのオーバーツーリズム対策として、タッチ決済の導入を検討していました。専用リーダーが搭載された自動改札機(提供・札幌市)
札幌市によりますと、地下鉄の“タッチ決済”は現在、福岡市や神戸市で本格導入に向けた実証実験が進められていますが、北海道内の公共交通機関では初めてだということです。
札幌市は、タッチ決済専用のリーダー付き改札機を、4月26日の始発から、市営地下鉄全49駅の各改札口に1台ずつ設置・稼働させます。
利用状況や効果などのデータを収集し、2026年度以降の本格運用に向けた準備を進める計画で、路面電車にも導入する考えです。9日の札幌市長会見
札幌市の秋元克広市長は9日の記者会見で「切符を買うために並ぶ手間がなくスムーズになることが期待される。市民や外国人観光客の利便性を向上させたい」と話しています。
■26日からの実証実験で利用可能となるタッチ決済対応ブランド
・Visa
・Mastercard
・JCB
・AmericanExpress
・DinersClub
・Discover
・銀聯