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普通列車がブレーキ不具合のまま運行か 本来「開」のコックが「閉」で制動力不足に いつ?なぜ?閉じたか調査中 JR北海道

2025年03月12日(水) 21時37分 更新

ブレーキシリンダーコック(赤い所)提供:JR北海道
ブレーキシリンダーコック(赤い所)提供:JR北海道

12日午前、JR北海道の普通列車にブレーキの不具合が見つかりました。この車両は不具合が見つかる直前まで、乗客を乗せて運行していました。

JR北海道によりますと、12日午前11時ごろ、札幌市手稲区にある札幌運転所で運行を終えた普通列車を検査したところ、ブレーキシリンダーコックと呼ばれる開閉装置12か所のうち、1か所が本来、開いた状態であるはずなのに閉じられていました。

この車両は、検査の直前まで、あいの里公園と札幌駅を結ぶ列車として運行されていました。

同形式車両のブレーキコック 提供:JR北海道
JR北海道は、コックがいつ、なぜ閉じられたか調査中としています。

5日前の同じ検査をしていましたが、その後12日に異常が見つかるまで札幌近郊を約2500キロ以上走行していました。

ブレーキシリンダーコックは、車両にトラブルがあった場合などに閉じることがあり、その際は車両の速度を落として走行することになっていました。

ただ今回異常が見つかった車両は、コックを閉じたまま通常の速度で運行していた可能性もあるということです。

JR北海道本社
JR北海道は、ブレーキの制動力に不足はあったものの、安全上の問題はなかったとしています。

北海道ニュース24