「マグロのトロのよう」半世紀ぶりのナガスクジラ商業捕鯨 引き揚げから箱詰めまで…最新鋭の捕鯨母船が入港 北海道
2024年12月11日(水) 16時39分 更新
サシの入った赤身のお肉。牛肉でも馬肉でもありません。
「クジラ」の肉です。
堀内大輝アナウンサー
「今年から操業が始まった日本生まれの新しい捕鯨母船『関鯨丸』が初めて北海道に入港しました」
吹雪の中、石狩湾新港に入ったのは、世界で唯一の捕鯨母船「関鯨丸」。
2024年の操業を終えて、道東沖で捕獲したナガスクジラ1.2トンを水揚げしました。
共同船舶 所英樹社長
「関鯨丸よくやった!初航海よくやったとほめてあげたい」
堀内大輝アナウンサー
「解体作業が行われています。ここで小分けにして市場へと送られていきます」
「関鯨丸」は小型の捕鯨船が捕獲したクジラを船内に引き揚げ、解体から箱詰めまで、天候に左右されずに行える最新鋭の設備を備えています。
ナガスクジラの商業捕鯨は48年ぶり。
冷凍されていない「生」の肉は、うまみ成分が流出することなくおいしさが保たれるといいます。
堀内大輝アナウンサー
「希少部位だという尾びれの肉です。凄く柔らかいですね。マグロのトロを食べているような、脂のうまみ、甘みがとても濃いです」
水揚げされたクジラの肉は12月12日、札幌市中央卸売市場で入札にかけられる予定です。