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秋の味覚の代表格『秋味』秋サケの水揚げ始まる「大漁で終われることを願う」仲買人の買い付け価格上昇で小売価格高騰も心配

2024年09月02日(月) 17時56分 更新

別名「秋味」。秋の味覚の代表格が、いよいよ水揚げです。

9月2日北海道大樹町で行われたのは、秋サケの初水揚げ。



5隻の漁船が、仕掛けた定置網を引き上げ昼ごろ戻ってきました。

漁協によりますと、初日の水揚げは2023年並みの約1.2トンでした。



漁師
「例年と比べてもやっぱり少ない。鮮度を大事にしてやっているから、それを食べてほしい」

大樹漁協 川井広道 専務理事
「ちょっとやせ細っているかなという感じがしないでもないけど。大漁で本漁期が終われることを願って、あす以降に期待したい」



このところ不漁が続く、秋サケ漁。

道立総合研究機構は、海水温は2023年に比べ低いものの、資源の数が減少しているため、漁獲量も『2023年並み』と少なめになると予測しています。



9月2日に仲買人が買い付けた価格は2023年より上昇。

メス…約1780円(前年比 約700円上昇)
オス…約890円(前年比 約450円上昇)

この価格が上がると、消費者向けのものも上がると一般的にいわれていて、2023年のような価格高騰も少し心配されています。