ススキノ首切断事件 殺人ほう助などの罪に問われている父親が保釈…「毎日朝から晩まで奴隷のように従っていたわけではない」母親の裁判では検察側から証人尋問 札幌市
2024年11月20日(水) 10時56分 更新
逮捕された田村親子
2023年７月、札幌市の繁華街ススキノのホテルで、当時62歳の男性が殺害されて首を切断された事件で、逮捕・起訴された親子３人のうち、父親の田村修被告が保釈されていたことがわかりました。
事件現場となったススキノのホテル
この事件では、田村瑠奈被告30歳と父親の修被告60歳、母親の浩子被告62歳の３人が逮捕・起訴されていて、現在、死体遺棄ほう助などの罪に問われている母親の浩子被告の裁判だけが進んでいます。
母親の浩子被告（11月20日）廷内スケッチ
弁護人によりますと、殺人や死体遺棄などのほう助の罪に問われている父親の修被告が保釈されていたことが新たにわかりました。保釈保証金や保釈日などは明らかになっていません。
父親の修被告（60）
母親の浩子被告の裁判をめぐっては20日、父親の修被告が検察側からの証人尋問で証言台に立ち、「毎日朝から晩まで奴隷のように従っていたわけではない」と証言。
高校時代の瑠奈被告（30）
また、「娘が何を考えていて、何を望んでいるかは、いまもほとんどわからない」と証言しています。
証言する修被告（11月20日）廷内スケッチ
裁判は20日夕方ごろまで続く予定です。
証言する修被告（11月20日）廷内スケッチ
一方で、修被告の初公判は2025年年１月14日に開かれることが決まっていて、判決は来年３月12日に言い渡される予定です。
証言する修被告（11月20日）廷内スケッチ
殺人、死体損壊、死体領得、死体遺棄の罪に問われている娘の瑠奈被告については、初公判の日は決まっておらず、すでに検察側の精神鑑定を終えていますが、弁護側も精神鑑定をする方針です。