【旭川女子高生転落殺害】内田梨瑚被告“宣誓拒否”5分で退廷「バッタバタにしてやる」供述調書で当時19歳の女が主体に犯行と主張
2025年03月03日(月) 20時46分 更新

2024年に北海道旭川市で、女子高校生を橋の上から転落させて殺害した罪などに問われている、当時19歳の女の裁判員裁判に、主犯格とされる22歳の女が出廷し、証言を拒否しました。
旭川市の当時19歳の女(20)の被告は、2024年4月、内田梨瑚被告(22)と共謀して、当時17歳の女子高校生を車で連れ去り、旭川郊外の橋の上から転落させて殺害した罪などに問われています。
被告の女は、初公判で起訴内容を認めていて、「犯行の大半は内田被告の指示だった」などとして、情状酌量を求めています。
3月3日の裁判には、すでに同じ罪で起訴されている内田被告が、検察側の証人として出廷しました。
逮捕時に「橋に置いてきただけ」と話し、殺害について否認していた内田被告。
一方で当時19歳の女の被告側は、初公判で「2人で背中などを押した」と殺害の事実を認めています。
双方の主張が大きく食い違うなか、証人として出廷した内田被告は…。
裁判長:「証人尋問にあたり、宣誓してください」
内田被告:「しないです」
裁判長:「宣誓しない理由を述べてください」
内田被告:「同じ内容の裁判を控えているので、ここでは話したくありません」
内田被告は証人としての宣誓を拒否し、被告の女に視線を向けることなく、わずか5分で退廷しました。
裁判では、その後、検察が内田被告の供述調書を読み上げ、被害者とのやりとりなどから被告の女が主体的に犯行に加わっていたと主張しました。内田梨瑚被告
《内田被告の供述調書》
・当時19歳の女の被告
「私は梨瑚さんとただの友達じゃないから、私にもけんか売ったことになるんだよ。バッタバタにしてやるからな」
・女子高校生
「すみません」
・当時19歳の女の被告
「こいつ(女子高校生)本当にいかれてますね」
検察は、このやりとりのあと、女がいら立った様子で被害者の髪の毛をひっぱったり、頭を叩いたりなどの暴行を加えたと指摘しました。女子高生が転落した橋
裁判は3月4日も開かれ、女への被告人質問などが行われる予定です。