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自然の恵みに感謝し商売繁盛を祈願「カニ供養」漁獲量減少で…価格高騰「特に毛ガニは去年から見てぐっと」去年の1.5倍に

2024年11月12日(火) 18時01分 更新

旨味がぎゅーっと詰まったプリプリのズワイガニ。寒~い冬がやってきますが、特別な日にはアツアツのカニ鍋で暖まりたいですね。

カニの消費が本格化するのを前に12日、札幌市内の寺で行われていたのは「かに供養」です。



カニ料理店「札幌かに本家」の社員らが自然の恵みに感謝し、商売繁盛を祈りました。



札幌かに本家 小笠原輝幸専務
「最も繁忙期にあたるこれからの時期を前に、従業員を集めて供養させていただきました」



これからが旬の「カニ」。ところが、水揚げ量は年々減ってきています。20年ほど前は全国で4万トンに迫る水揚げがありましたが、去年は半分ほどの2万トンあまりに。



ロシアや中国などでもカニの需要が高まっていて、日本の水揚げ量が減少しているといいます。



供給量が減ると、こんな問題も。

札幌かに本家 札幌駅前本店 和泉渉店長
「かなり値段は上がっています。今のところ企業努力で据え置きでやっているが、この後は世の中の状況を見て、価格は変動していくのではないか」



物価や燃料の高騰も背景に、カニの価格が高止まりしているといいます。二条市場でも、カニは看板商品の一つですが…。

札幌二条漁町商業協同組合 佐々木一夫理事長
「(販売価格が)だんだん上がっていっている。特に毛ガニは、去年から見てぐっと上がっている」



毛ガニの場合、1匹5000円と去年の1.5倍ほどの値段だといいます。



旬の味覚 カニですが、食卓に並ぶ機会はさらに少なくなるかもしれません。

北海道ニュース24