AIによる自動運転の路線バス 営業運転へ準備着々…試乗した記者「バス停にも自然に停車」歩行者や車をセンサーなどで検知、運転席には不測の事態に備えドライバー待機
2024年11月15日(金) 18時12分 更新
自動運転の未来はすぐそこに?
北海道千歳市で自動運転バスの試乗会です。
15日、千歳市内を1台の路線バスが走り抜けました。AIによる自動運転で走る実証実験です。
和久井有紀乃記者
「これから自動運転バスに乗ってみたいと思います」
車体に取り付けたカメラやセンサーで、AIが車や歩行者などを検知して走ります。
15日は関係者の試乗会で、不測の事態に備え運転席でドライバーが待機する「自動運転レベル2」で行われました。
和久井有紀乃記者
「今バス停に到着しましたが、バスのバス停への寄り方もかなり自然でした」
千歳市内の路線バスも運転手不足で、去年4月からおよそ2割が減便をしていて、千歳市は公共交通の維持のために自動運転の導入を目指しています。
和久井リポ
「こちらは千歳市の中心部から少し離れた住宅街なのですが、公共交通機関は1社の路線バスしかないということです」
運行ルートは、千歳駅前とおよそ9km離れた住宅地「向陽台」を結びます。
千歳市民
「早く実現したらいいと思う」
「自動運転になると全部予約制になるので、使い慣れるまで大変かもしれない」
「外出できる機会が増えるのはいいと思う」
千歳市交通政策課倉重祐泰課長
「自動運転の安全性や乗り心地を体験してもらい、将来の路線バスを担うような交通になっていけばいいなと」
AIによる自動運転の実証実験では18日から27日まで、市民対象の試乗会も行われます。