座礁タンカー『さんわ丸』から重油流出で17日も潜水調査 海藻類への油の付着はなく、異常見られず 漁協の組合長も風味を確認 北海道函館市・恵山岬
2025年01月17日(金) 18時13分 更新
タンカーが座礁して、重油が一時流出した北海道函館市の恵山岬沿岸で、16日に続き、影響調査が行われ、海藻類についても異常は確認されませんでした。
恵山岬の沿岸では、今月6日にタンカー『さんわ丸』が座礁し、8日には燃料の重油が流出しているのが見つかりました。
藤田忠士記者
「漁協の職員が、海苔などを採取しています」
地元のえさん漁協は、事故の後、ウニやフノリなどの漁を停止していて、17日は岩のりなどの海藻類を採取して、油がついていないことを確かめました。
また、漁協の組合長が実際に海藻を食べて風味を確認。
えさん漁業協同組合 上見孝男組合長
「(普段と)変わらないな。一緒だ。きのう(16日)の調査結果も、(水産技術普及)指導所のかたも、関係機関も影響ないということで、自分も食べたけど味は変わらない」
今後は、海水の成分についても安全性を確認したうえで早ければ、来週、漁の再開を判断する見通しです。