生カキを食べた飲食店2軒の客14人が下痢や腹痛…保健所はノロウイルスによる食中毒と判断 北海道旭川市
2025年02月19日(水) 19時42分 更新

今月、北海道旭川市内の飲食店2軒で、生カキを食べた客のうち14人に下痢や発熱などの症状が出ました。旭川保健所は、ノロウイルスによる食中毒と判断しました。
旭川市保健所によりますと、今月10日、市内の飲食店を訪れた6人グループのうち、4人が店で出された生カキを食べました。その2日後、4人に下痢や腹痛などの症状が出ました。
また、11日には別の飲食店で生カキを食べた11人のうち、10人が翌日から下痢や発熱などを発症したということです。
2つの店で症状が出た14人に、重症者はいないということです。
旭川市保健所などの検査で、複数の患者の便からノロウイルスが検出されたことなどから、旭川市保健所は生カキを原因とするノロウイルスによる食中毒と判断しました。
旭川保健所は、2つの飲食店について、食中毒の拡大や再発防止策が取られていることから、営業停止処分は行わず、店舗名も公表していません。
旭川市では、2019年以降、2021年と2024年にノロウイルスによる食中毒がそれぞれ1件発生しています。