そろそろ自転車シーズン…家計に優しい『再生自転車』人気じわり、放置自転車を買い取り修理点検を施し新品の半額ほど 札幌市西区「ホープ」
2025年03月24日(月) 17時38分 更新
雪解けが進み、そろそろ自転車のシーズン。じわりと人気が上がっているのが「再生自転車」です。
髙橋智也記者
「こちらのお店に並んでいるのは不要となった自転車を修理、整備している自転車なんです」
札幌市西区にある「ホープ」では、駅周辺の放置自転車などを札幌市から買い取り、専門のスタッフが修理・点検し「再生自転車」として販売しています。
様々なタイプがそろい価格は1万円前後からと、新品の半額ほどです。
さらに、一人親世帯が購入する場合は3割引きと、家計に優しいのが特徴です。
アフターサービスも安心で以前買った自転車をシーズン前に整備してもらう人が訪れていました。
来店客
「(整備を)全部やってくれるから助かっている。『いつでも来なさい』って。(乗り心地は?)最高」
この「ホープ」は障害者の雇用を支える就労支援事業所です。
自転車部門では障害者15人が働き、そのうち2人は整備士の資格も持っています。
整備士
「もともと自転車が好き。自分で手をかけて作った自転車を喜んで乗ってもらえるのはとてもうれしい」
販売数は年々増えていて、去年は2493台を売り上げました。
障がい者就労支援事業所「ホープ」 斎藤博之代表
「値段も手ごろ。品物も安心だと、こういう2点で買われていると思っている。(障害者が)安心して自分の好きな仕事をして、経済的な自立も図れるのを目指している」
「ホープ」は、4月末まで土日も休まず営業し、5月からは日曜・祝日が休みとなります。
春の訪れとともに家計にも、社会にも優しい自転車が活躍しそうです。