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海に近く“腐食しやすい”貨物列車の脱線現場と条件が似た踏切39か所を点検 JR北海道工務部「点検、維持管理を適切に」

2024年12月10日(火) 18時54分 更新

11月、北海道南部の森町で起きた貨物列車の脱線事故を受けて、JR北海道はレールの点検の様子を公開しました。



10日午後、小樽市忍路にあるJR函館線の踏切です。

海から600メートルと近く、レールが使用から30年以上経過していることからJR北海道が点検の対象にしています。

高橋智也記者
「レールに超音波を当てたエコー画像を見てレールの状態を確認しています」



JR北海道は、森町のJR函館線で起きた脱線事故について、金属が腐食しやすい海沿いの踏切でレールが著しく腐食していたのが原因の一つとみていて、条件が似た道内の39の踏切で点検しています。



点検では「超音波探傷器」と呼ばれる機械を使ってレールの腐食や亀裂がないか調べましたが、異常は見つかりませんでした。



JR北海道工務部 武藤功一 担当課長
「事故が起きないように点検・維持管理を適切に行えるよう取り組んでいきたい」

JR北海道は今後、点検の範囲を拡大することにしています。

北海道ニュース24