保育園の園児35人がアストロウイルス集団感染 腹痛やおう吐、発熱の症状 北海道稚内保健所
2025年03月13日(木) 18時10分 更新

北海道稚内保健所は13日、管内の保育園でアストロウイルスの集団感染があったと発表しました。園児35人に腹痛や嘔吐などの症状が現れたということです。
稚内保健所によりますと、10日、管内の保育園から「胃腸炎の症状が出ている子どもがいる」と連絡がありました。
入所している園児のおよそ3割に当たる2~6歳の男女35人に、腹痛やおう吐、発熱などの症状が現れたということです。
調査の結果、3人の園児の便からアストロウイルスが検出されたことから、保健所は集団感染を認めました。
アストロウイルスは急性胃腸炎を引き起こすウイルスで、二枚貝や飲料水からの感染のほか、感染した人の便やおう吐物などから感染することもあるということです。
今年度、道内でのアストロウイルス集団感染は、去年5月に続いて2例目です。
保健所は園に対し、消毒や手洗い、症状がある園児は欠席するなどの予防を徹底するよう指導しました。