ニュース

Official Account

漁船が転覆し68歳男性が重体 無人漂流の漁船も…タラの一本釣り男性が不明 北海道鹿部町と松前町で漁船事故 函館海上保安部

2024年10月26日(土) 13時46分 更新

引き揚げられた第五魁丸(26日午後 北海道鹿部町)
引き揚げられた第五魁丸(26日午後 北海道鹿部町)

26日北海道南部の鹿部町の沖合で、漁船が転覆しているのが見つかり、乗組員の男性1人が意識不明の重体となっています。

函館海上保安部によりますと、26日午前9時ごろ、鹿部町の本別漁港の50mほど沖合で1人乗りの刺し網漁船が転覆しているのが見つかりました。

本別漁港50m沖合で転覆した漁船が見つかる
転覆した漁船は、鹿部漁協所属の第五魁丸(2.6トン)で、漁協や消防によりますと、船長の阿部芳晴さん68歳は、折戸川の河口付近の海岸で見つかり救助されました。

船長の阿部芳晴さん68歳は海岸に流れ着き、意識不明の重体
阿部さんは、意識不明の重体で病院で手当てを受けています。

現場付近の天候は晴れで、西北西の風6メートル
当時、現場付近の天候は晴れで、西北西の風6メートル、波の高さは1メートル、海水温18℃ほどでした。

地元の漁業者によりますと、今朝は波はあったものの漁を中止するほどではなかったということです。

現場は鹿部町の本別漁港50m沖合
一方、日本海側の松前町の沖合では、26日午前9時45分ごろ、無人の漁船が漂流しているのを別の漁船の漁師が見つけ、函館海上保安部に通報しました。



漂流している漁船は、松前さくら漁協所属の友笑丸(0.9トン)で、乗っていたとみられる河崎俊司さんの行方は分かっていません。

漁協によりますと、河崎さんはタラの一本釣りをしていたということです。

当時、現場付近の天候は晴れで、北西の風3.2メートル、気温は16.3℃ほどでした。

現在、地元の漁船など30隻あまりが出動し、捜索を続けています。

北海道ニュース24