“ヒヤリハット”をVRで「これから絶対に気を抜かない」中高生が自転車通学に潜む危険を体験 北海道では自転車事故で死傷した中高生が5年間で約1500人も
2025年04月11日(金) 19時07分 更新
自転車通学に潜む危険とは…。
札幌市の中高生が自転車の「ヒヤリ・ハット」をVRで学びました。
ライトをつけずに自転車に乗っていると…突然、目の前におじいさんが現れ「ヒヤリ」。
事故の「一歩手前」「ヒヤリ」とする場面を体験するVRの映像です。
11日、札幌の北星学園女子中学高等学校では、自転車で通学を予定する生徒約60人が、事故につながりかねない危険な自転車の乗り方についてVRを使って体験しました。
さっそく記者も体験。「ながらスマホ」で自転車に乗っていると…。
神宮司 咲良記者
「今右側から来た車に気づくことができませんでした」
北海道警によりますと、2024年までの5年間で、自転車に乗っているときの事故で死亡したり、けがをした中高生は約1,500人。
その3分の2にあたる1,000人余りが登下校中でした。
体験した高校1年生
「自分も気が緩んだときに、してしまいそうな行動ばかり。これから絶対に気を抜かないと決めた」
北海道警は、自転車に乗るときは交通ルールを守るとともに、ヘルメットを着用するよう呼びかけています。