中高生のロボット製作チーム「ユキカゼ・テクノロジー」、韓国で開かれる「ロボコン」に挑戦 アメリカ開催の本選大会目指す 北海道
2024年12月16日(月) 17時52分 更新
ロボットをチームで製作して競わせるロボットコンテスト=「ロボコン」に青春をかける中学生と高校生のチームが、札幌から世界を目指し活動中です。
自由自在に動き回るロボット。
ブロックを持ち上げて…、かごに運びます。
「プログラムに問題ないかな?」「配線?」
札幌の中学生と高校生のチーム「ユキカゼ・テクノロジー」です。
チームは4年前に設立され、現在は、ロボット工学やプログラミングなどに関心を持つ中学生と高校生の6人がメンバーです。
放課後や週末に集まってロボットづくりに没頭する日々です。
ソフトウェア担当 札幌光星高1年 渡辺諒さん(16)
「知識を使ってロボットが動いたときは楽しいしうれしい。高校生活をロボットに捧げるつもりでやっています」
チームの目標は、2025年1月、韓国で開かれる予選大会を勝ち抜き、アメリカで行われる本選大会に出場することです。
ロボットの最終調整を行っていたきのう(15日)、思わぬトラブルが…。
「終わった…モーターのせいでした」「コイル焼けしているのかな」
アームを持ち上げるモーターが壊れてしまったのです。
部品をアメリカから取り寄せなければいけません。
「送料合わせたら1万4000円とか」
「チームの平等を保つためにモーターが決まっていて、日本で売っていない」
すぐに代わりの部品を注文したため、韓国の予選大会までには間に合う見通しが立ちました。
あとは、ロボットの動きにさらに改良を加えて、予選大会本番を待つのみです。
チームの代表 札幌大谷高1年 小熊悠大さん(16)
「支援してくれる方々のおかげで今の活動がある。まずは韓国の予選大会で優勝を目指します。そのあとは、(アメリカの)ヒューストンで世界大会があるので、いい成績を残せるよう頑張りたい」
チームの活動には、ロボットの材料費や輸送費、光熱費なども合わせて年間で100万円以上が必要ということですが、自分たちで個人や団体、札幌市などを回って、活動資金を集めているということです。