あわや正面衝突“ホワイトアウト”猛吹雪の中を車2台が逆走 ドライブレコーダーが捉えた危険走行、クラクションを鳴らされても気づかず?北海道岩見沢市
2025年02月14日(金) 12時43分 更新
14日午前、吹雪で視界が悪くなっていた北海道岩見沢市の国道で、逆走してくる車2台をドライブレコーダーが捉えました。
14日午前10時半ごろ、ドライブレコーダーを搭載した車は、北海道岩見沢市の国道234号線を苫小牧市に向かって走行していました。ホワイトアウト状態の北海道岩見沢市(14日)
国道は、中央分離帯がある片側2車線のほぼ直線です。
吹雪で視界が悪く、車は安全のため、時速30キロほどで進んでいました。
すると突然、前方からライトを点灯させた軽乗用車がゆっくりとこちらに向かってきたのです。逆走車です。逆走する軽乗用車
撮影した車は、道路左側に寄って逆走車をかわし、難を逃れました。
ところが、さらに車を走らせていると、またしても前方から逆走するライトバンが現われます。逆走するライトバン
北海道で設置されている「矢羽根付きポール」
北海道では、雪で視界が悪い状況でも、道路のどのあたりを走行しているかわかるように、道路の端の位置を示す赤と白の固定式視線誘導柱、いわゆる「矢羽根付きポール」が設置されています。北海道で設置されている「矢羽根付きポール」
ドライブレコーダーの車を運転していた男性によりますと、当時、視界は10メートルもない状況で、1台目の軽乗用車には高齢夫婦とみられる2人が乗車していたということです。
また、2台目のライトバンを運転していた男性は、クラクションを鳴らされても逆走していることに気づいていない様子だったということです。
突然、視界を遮るホワイトアウトの恐怖。冬道の運転には至るところに危険が潜んでいます。