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キャベツや白菜、レタスなどの高値が続いていた野菜が値下がり傾向に…今後は長ネギやナス、トマトが狙い目 止まらない物価高の中でお得な野菜とは?

2025年04月24日(木) 18時29分 更新

物価の上昇が続く中、一部で値段が落着き始めているのが野菜です。

小売りの最前線で、いまが買い時の野菜と、今後お得になる見込みの野菜を取材しました。

「シュワー!」

止まらない物価上昇。コカ・コーラボトラーズジャパンは10月1日の出荷分から、飲料など217品目を値上げすると発表しました。

現在、ペットボトル入りのコカ・コーラ500ミリリットルは、税抜きで180円ですが、20円値上げされて200円となります。



食卓の主役、コメの平均価格も15週連続で値上がりするなど、モノの値段は上がり続けています。ところが、スーパーに行ってみると一部で変化が…。



三國谷浩司記者
「店に入ってすぐ脇の棚に並べられているのは、“特売の品”と書かれているレタスです」



茨城県産や、北海道内産のレタスに貼られていたのは“本日の目玉”という札です。



キテネ食品館 中塚誠社長
「(レタスは)一玉300円くらいしてました。いまでは、小さければ150円とか(以前の)半値で販売しています、値段的に下がってきている」



冬に高値だった野菜が、本州で収穫量が増えたため、急に値ごろ感が出てきているのです。



キテネ食品館 中塚誠社長
「キャベツは2か月くらい前だと『高い』と言われてきたが、ここ最近になって、本州が暖かくなってきて、生産量も増えてきた。ぐっと値段も落ちてきた」

値段に敏感な、スーパーの常連客も、こんな反応を見せています。

買い物客
「キャベツね、安くなりましたね」

「キャベツも前は400円くらいしてた」



「キャベツと白菜がすごい高かったので、冬に鍋とかやりづらかった。よく餃子とか作ってるので、キャベツが高すぎて作れなかったとか。いま安くなって来たので助かります、家計的には」

スーパーによりますと、レタスのほかにも、キュウリやブロッコリーがピーク時の半額程度になったということです。

さらに今後、値下がりが期待できる野菜も教えてもらいました。



キテネ食品館 中塚誠社長
「これからに向けては夏野菜、長ネギやナス。これからトマトは価格が下がってきていると実感している」
「本州が天候よくなってきて暖かくなると、収穫量が増えるのでその分、こっちに回ってくるだけの余力ある価格になります」

堀啓知キャスター)
平年と比べると、多くの野菜の価格はまだまだ割高ですが、少しでも手に取りやすくなるよう、豊作を祈りましょう。

北海道ニュース24