Kitaraの涙 昨年、2006年はKitara開館10周年、阿部博光常任指揮者も10年目。ジュニオケも10回目のKitaraでのサマーコンサートでした。 今年は3月(3/23~30)のウィーン(楽友協会「黄金の間」)、チエコ(スメタナ劇場)での海外演奏をふまえて、ヨーロッパ公演記念演奏会としてサマーコンサートを実施しました。 30度近い暑さにもかかわら昨年とほほ同じ1,700人のお客様です。海外演奏を体験してきても、開場前は緊張でこわばっていた団員達です。演奏が始まるとプロ並みの集中力です。本番に強い!と云われるジユニオケの面目躍如たるところです。 卒団をひかえる13名の団員の目にはアンコール曲の途中から楽譜が読めない位、涙があふれてきました。いろんな思いが交錯しKitara大ホールのステージでの興奮がボルテージを高めるのです。お客様の盛大な拍手。ステージから開放された団員達は今まで見せたことのない最高の泣き顔、笑顔に変わっていくのでした。HBCジュニアオーケストラでの体験を通して得たものを宝にしてこれからの人生を実りあるものにしてほしいものです。 43年目、青少年への音楽による情操教育を支持する大勢の人達がいます。Kitaraの涙に後押しされて来年のサマーコンサートに向けての準備を始めています。 (HBCジュニアオーケストラ事務局) |