◇ウイーンフィルメンバーの激励訪問に感激
ジュニオケ4回目の海外演奏旅行は、3月23日から8日間ウイーンとチェコ中部のリトミシェル市を訪れました。
参加団員は96名。小学生等は父母の随行も多く、スタッフを含め総勢は136名になりました。
ウイーン楽友協会では、PMFで度々来札しているウイーンフィル主席クラリネット奏者のペーター・シュミードルさんが、このホールをホームグラウンドとするウイーンフィルのメンバー数人と共に激励に訪れ員たちは大感激。
演奏者にとっては神様にも思えるメンバー達です。
これは在札幌オーストリア名誉領事の富士メガネ金井重博名誉会長の配慮によるものです。
◇踊る「楽友協会」
元日のニューイヤーコンサートで知られる、音響世界一の「黄金の間」に1,800人の観客。
「美しく青きドナウ」では、この曲とわかると演奏開始から慣例の拍手を受け、ちょっぴりウイーンフィル気分。
アンコールは外山雄三作曲「管弦楽のためのラプソディ」後半の「八木節」を演奏、打楽器パートが日本から持ち込んだ和太鼓・締太鼓等の和楽器類を、ねじり鉢巻・半纏姿で演奏するパフォーマンス。
客席の手拍子ばかりか、それまで「あのソロのフルートはプロの音を出している」等と評していた 謹厳な現地裏方スタッフが踊りだしたのにはビックリの大盛り上がりでした。
◇「ウポポ」を演奏・全員のスタンディング・オベーション
チェコのリトミシェルでは市の公式歓迎行事として「通常の観光では味わえないもてなしを」と準備を進めてくれていました。
交響詩「わが祖国」作曲のスメタナの生地で、築100年の由緒ある「スメタナ劇場」では、HBCステーションソング「ウポポ」を披露しました。
途絶えていたこの曲は、半世紀以上前の録音とは違って、膨らみの豊かな温かな演奏に生まれ変わっています。
スメタナの「わが祖国」から演奏した「モルダウ」に、スメタナ音楽祭会長は、「ジュニアでありながら最後まで緊張感を保った素晴らしい演奏」との批評でした。
地元のテレビ局や複数の新聞の取材後は、地元高校生との交歓会が開かれ、その体格同様迫力ある合唱等で歓待してくれました。紙風船やでんでん太鼓等土産の日本の懐かし玩具等に興味津々でジュニオケ団員との盛んな交流がありました。
参加の団員・OB・父母達にとって、かけがえのない財産となった演奏旅行でした。
(HBCジュニアオーケストラ事務局) |
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チェコ・リトミシェル市
コンサート
告知ポスター。
後ろの胸像が
スメタナさん。
チェコ・リトミシェル市の高校生も日本のおみやげにニッコリ。 |